地域に根ざした建築家として活動

2020年5月から公益社団法人日本建築家協会東海支部愛知地域会(JIA愛知)の会長を務めております澤村喜久夫です。

 

同年2月より新型コロナウイルス感染症が拡大し始め、任期のスタートとなる通常総会は対面形式での開催が中止となり、書面表決による承認を経て会長に就任しました。その後も感染症は拡大と収束を繰り返し、任期中の2年間はJIAの事業活動も大きく制約を受けることとなりました。そのため皆さまにお目にかかる機会はほとんどありませんでした。

 

このような中、JIAが従来から活動の機軸としている公益寄与、公益保護を目的として、「地域に根ざした公益事業」を感染症拡大防止には万全の注意を払い推進してきました。

 

それぞれの事業においては、①会員の自己研鑽や会員同士の親睦・情報交換、②市民・学生・子供たちへ向けた活動、③愛知地域会としての情報発信を基本方針として取り組んでいます。

 

建築家の職能・職域は従来の領域や分野を超えた活動が求められるようになりました。また自然災害やコロナ禍を経て、タウン・アーキテクトやコミュニティ・アーキテクトといった地域に根ざした建築家の存在も見直されています。そしてカーボンニュートラルの実現、SDGsの達成など建築家に求められている取組みも重要となっています。

 

コロナ収束後の社会・経済は感染症の蔓延前とは異なる新たな社会・経済へと不可逆的な進化を遂げ、長年に渡る慣行は崩され、デジタル化・リモート化を前提とした活動が定着し、個人、産業、社会のあらゆるレベルにおいて変革が生まれ、新たな価値の創造へとつながっていくことでしょう。

 

こうした未来へ向け、JIA愛知は今後も社会に開かれた職能団体として、地域に根ざした活動を展開していきます。私たちの職能活動へのご理解とご支援、そして積極的な参加をよろしくお願いいたします。

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